上海に留学中のシンウです。
新卒で入社した会社で4年間働いた後退職し、ずっと夢だった留学を実現し、上海で中国語を勉強し始めて半年以上経ちました。
帰国後なるべく早く働き始められるように留学生活と並行して就職活動を始めました。
内定を獲得するまでにやったことや、面接で質問されたこと、感じたことなどをまとめていきます!
この記事では主に留学中の方、留学を終えてこれから就職活動を始める方が対象になります。

結果的にはうまくいき、東証プライム上場企業の社内SEとして働き始めることになったけど
就活中はせっかくの留学なのに授業以外は面接準備や面接で忙しく中国語の勉強も、遊びに行くことも全然できなかったのがもったいなく感じました
就活結果
就活期間は約3ヶ月です。
書類通過:11
辞退:5
1次面接見送り:4
内定:2
※上記は全て転職エージェント経由で応募、利用したエージェントは2社
筆者の経歴
2021年3月に大学卒業、 同年4月に自社開発企業でWEBエンジニアとしてキャリアスタート。
2025年2月に退職し、上海留学を開始、留学の期間は1年間(2学期)です。
2026年の1月中旬に帰国するので2月から働き始めることを目標に転職活動を始めました。
今までと同様にエンジニアとして自社開発または社内SEが希望、
前職はベンチャー企業だったので、次はイコール大企業というわけではないけど上場企業で働きたいなと思ってました。

中央大学文学部卒、WEBエンジニアとして約4年間の経験あり
留学のため1年間のブランクがある状態での転職活動です
新卒で入社した会社では、幸運なことに上流から下流の工程も経験して、顧客折衝、新入社員のメンターも少しやっていたので、割とアピールできる点は多い。
ただ4年間の実務経験の割に技術力は正直あまり自信なく、ITに関する資格もITパスポート、Ruby silverくらいしかない、エンジニアとしてあまり技術のキャッチアップも積極的にやってなかったです。
前職では自社の製品理解や、製品に対して真剣に向き合っての設計開発は評価してもらえてましたが、正直他の会社に行ったら通用しないんだろうなという気持ちはありました。
内定を獲得するまでのおおまかな流れ
ーーーー夏休みのため日本に一時帰国ーーーー
8月:転職サイト(ビズリーチ)に登録して、転職エージェントを決める
ーーーー授業再開のため9月以降は中国で就活ーーーー
9月:就活用の書類準備と求人応募開始
10月:面接対策と並行して面接に参加、内定獲得

転職サイトに登録してから3ヶ月、求人応募してからは2ヶ月、面接参加してからは1ヶ月で内定を獲得できました
就活は全てオンライン実施です!
面接の対策をひたすらやりました、技術テストやSPIもありましたが特に対策はせずに挑みました
技術テストが多くSPI系のテストはあまりなかったです
技術テストの対策がしたい方はpaizaのスキルチェックをやるといいと思います、年齢や経験、応募ポジションにもよると思いますが技術テストの多くはロジックの問題でした
STEP1:転職サイト登録
今回は初めての転職活動になる、かつ留学中で海外にいながらの活動になるので、個人で動くより情報を集めやすいと思い、転職エージェントを探すことを目的にして転職サイトに登録をしました。
登録した転職サイトはビズリーチです、個人的に一番効く名前がビズリーチだったので選択をしただけで特に深い意味はないです。
STEP2:転職エージェント決めと利用する際の注意点
転職サイト(ビズリーチ)に登録をすると、色々な企業や転職エージェントからメッセージが来ます。
WEBエンジニアとして働くつもりだったのでIT転職に強いエージェントからの連絡に返信をしました。
ここで注意すべきなのが、職業安定法により海外にいる人の転職支援が規制されている場合があるため、現在どこに住んでいて、いつ帰国予定で、いつから働き始めるのかをエージェントに共有した上でサポートが可能かを判断してもらうのが良いです、国によってはサポートできないケースもあるそうです(上海は大丈夫でした)。
私はレバテックを利用しました。
担当エージェントにもよりますが連絡の返信速度が遅いのを除いて、求人数も多く、各企業の対策もできるので、有名なだけあってサポート体制は良かったです。
2社利用していましたが、もう1社は転職支援は可能だが公にしたくないと言われたので名前は伏せます…
レバテックダイレクトもおすすめです。
IT・Webのスカウト転職サービスで、企業から書類選考免除のスカウトが届く点と職種やスキルだけでなく、リモート可否やフレックス精度の有無などで求人検索が可能です、理想の条件に近い求人を探すことができます。
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ここまでは夏休みで一時帰国中だったので日本で行いました。
STEP3:就活用の書類作成と求人応募
エージェントが決まったら履歴書と職務経歴書の準備をします。
基本的にはここもエージェントがサポートしてくれます。
フォーマットがない場合はエージェントに言えばくれると思うので記載をしていきます。
履歴書の備考欄にいつからいつまで留学しているのかを記載すると就業していない期間何をしていたかを伝えられるのでいいと思います。
自分の場合は留学中大学の語学コースで勉強していたことを学歴の欄にも書きました。
書類作成ができたら、いよいよ求人の応募をしていきます。
希望をエージェントに伝え、企業を選定したらエージェントが応募してくれます。

WEBエンジニアの転職は1年間の留学経験は特に評価されず
どちらかというとブランク期間が懸念点になり得るとエージェントからは共有もらっていました
実際に書類の通過率は良くなかったです。
STEP4:面接から内定獲得まで
9月に求人応募開始をしましたが、就業開始が2月と半年以上開いていることもありポジションクローズや、エージェントの言っていた通り、1年間のブランク期間が懸念点という理由での見送りが9割でした。
残りの1割はそもそも書類選考の結果をいただけなかったり、理由の共有はしてもらえませんでした。
当初応募した半分書類通るといいですねとエージェントと会話していましたが、実際に通過したのは4分の1でした。

エージェントから連絡来たかと思えばほぼ全て書類選考見送りの連絡ばかりで心が折れかけました…
面接に進めたのは全部で11社。
前職と同じく自社開発企業か社内SEを目指していて、希望する企業の社内SEとして内定をいただけた段階で、進行途中の企業は辞退して就活を終えました。
エージェントからは留学のブランクが影響して、前職より給与は下がる可能性が高い(なんで?1年ブランクあっても経験が消えるわけじゃないから下がらなくね?とは思ったが特に口には出さなかった)と言われていましたが、結果的には前職より50万ほどアップしました。
以下はそれぞれ書類選考や面接で見送りになった理由と評価された点です!
主な見送り理由
書類選考:
・ポジションクローズ
・1年間のブランク期間が懸念点
面接:
・ブランク期間中のITに関する自己研磨エピソードが弱い
・長く働いてもらえるイメージが湧かない

IT業界は常に新しい技術を取り入れていこうという考えが強いので特にベンチャー企業からのフィードバックでは自己研磨に関して指摘されることが多かったです
選択肢を多く取りたい方は留学中も志望業界の学習を続けるのがいいと思います(とは言え自分は留学に集中したかったので、ほとんどITに関する勉強はしなかったです)
長く働いてもらえるということを感じ取らせるには、就職後のイメージを明確にして面接に挑むのがいいと思います、ここを対策してから面接が通過しやすくなりました。
評価された点
・コミュニケーションがスムーズに取れて好印象
・Rubyを用いた開発経験と、要件定義から運用保守までの一貫して対応できる点
・技術を目的達しのための手段として認識しており顧客ファーストの考えが備わっている
・将来やりたいことが明確である
・自身の目的のために留学を選択したことから、目標達成のために努力を惜しまない人だと感じた
・成長意欲が高い
・自走力がある

留学中のブランク期間はマイナスに捉えられがちですが、自己成長のための手段ということをベースにして話すと、成長意欲が高い、努力ができる、自走力があるなどプラスに捉えてくれます
面接で聞かれたこと
留学に関する質問に絞って紹介します。
留学に関することはやはり多く聞かれます、回答として重要なのは話に一貫性があることです。
特に語学を活かした仕事ではない場合、自己成長のために留学に行った、キャリアと留学は切り離しているなどの軸で話すといいと思います。
また企業側としては、また留学などが理由で辞めてしまうのではないかといった心配もあるので、企業研究とその企業で実現したいこと、将来のビジョンはより明確にしておくといいと思います。
・前職に戻るという選択肢はないのか →前職を辞めた理由を留学としていたので聞かれたと思います
・なぜ留学に行ったのか
・なぜ中国を勉強しようと思ったのか(目的は何か)
・語学を使わずにIT企業に就職する理由
・業務で中国語を使うことはないと思われるが構わないか
・また留学に行く予定はあるか
・留学中にITに関する自己研磨を何かしていたか
・留学中の過ごし方
・留学中に印象に残っていること

アイスブレイクでも留学に関してはよく聞かれます
企業側としては定着率を気にしているような質問も多かったです
入社後のイメージや将来のキャリアを固めて面接に挑めば問題ありません
留学と並行して就活するメリットとデメリット
メリット
帰国後すぐに働き始められるというのが一番大きいメリットです、帰国してからの仕事が決まっていると安心できます。
また面接中も海外からリモートでの参加だと伝わると雑談に持って行けることも多く、場の雰囲気を作りやすかったです。
他の人との差別化ではないですけど、印象には残りやすいと思います。
デメリット
留学中にもかかわらず、就活中はエージェントと面接対策、かなり忙しく中国にいるにもかかわらず日本語で話す機会の方が多くなりました。
面接開始してから1ヶ月は中国語学習の時間もなかなかとれず、土日で溜まった宿題を消化し残りは企業研究するなど、留学の時間を無駄にしてしまっている感じがしました。
まとめ
本記事では実際に中国留学中に再就職活動を行った時のことを記載しました!
初めての転職活動でもあったので、最初は苦戦しましたが希望する社内SEとして内定を獲得できてよかったです。
気になることや、質問があればぜひお問い合わせやXのDM等で声かけてください!!

今回は留学にフォーカスしましたが、今後社内SEの内定を獲得するための対策についてなども記事にしようと思います!


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